矢筈岳 (和歌山県・810.8m)



天気:曇り 日にち:2009年4月5日
メンバー:2人

鷲の川あまご釣場駐車場→遊歩道→山頂(ピストン)
《所要時間:4時間30分(休憩含む)》


早朝家を出て、阪和自動車道を御坊で下りました。目指すは鷲の川中流のあまご釣場。 後でわかったのですが、御坊のひとつ手前、川辺で下りた方が道も広いし時間も早いと思います。 御坊からですと山の中の細いクネクネ道を通ることになり、結果時間がかかります。 さて、バス停のある小釜本橋付近で日高川支流鷲の川沿いの道を進むのですが、 この道がまた狭くて、おまけに道路の至る所に落石がありましたので要注意です。 あまご釣場の駐車場に停めさせて頂きます。 あまご釣場の僅か手前で道が二股になって矢筈岳登山口左、遊歩道右 と案内がありますが、あまご釣場から遊歩道を経て合流します。
到着したのは7時過ぎ。あまご釣場はまだ開いていません。駐車場奥にトイレがあり、 その横が遊歩道の入口。大滝を見物した後林道に合流します。

【左:駐車場 右:林道】


【大滝】


桜の花びらが風に舞う中、渓流釣りを楽しむ釣り人を横目に鷲の川沿いを遡ります。 コンクリートの林道歩きが長く続きます。椿のこぼれ花を数えながら、ひたすら歩きました。

【鷲の川】


木の橋を渡ります。ここが登山口です。

【登山口】


階段が続きます。歩きづらくはありませんが、延々と続きますので食傷気味に。

【シダの群落】


【階段の連続】


シダの群落、檜や杉の植林帯が続きますが、足下には菫。
「山路来て何やらゆかしすみれ草 芭蕉」です、まさしく。
登山道脇にはたくさんのミツバツツジが若い葉を出していました。 花の時期はさぞ鮮やかでしょう。
植林帯を抜けると今度は照葉樹林帯。 階段が終わると腐葉土のようなふっくらとした土の道が続きます。足にやさしい。 そして自然林が気持ちいい。

【照葉樹林】


そのうち道は急になり、風の強い痩せ尾根を過ぎると岩場の上り下りを繰り返します。

【山頂に近づくにつれ岩場が多くなる】


山頂に到着! シャクナゲやアセビの木が目につきます。 アセビは白い可愛らしい花が風に揺れていました。 残念ながら雲に覆われ、眺望はよくありません。

【山頂】


【山頂から】


【山頂から日高川】


山頂は狭くて風もきついので、ほんの少し田尻城跡方面に行ったところで休憩。お湯を沸かしてコーヒーを頂きました。 山でのコーヒーって美味しいね。帰りは往路を辿りました。

【山頂を振り返る】


下りの階段が腰に響きます。 腰痛持ち(結石)にはちょっとキツイ山行になりました。
ずーっと誰にも会いませんでしたが下りの林道で男女2人組に遭遇、残念。 でも、鴬の鳴き声と小川のせせらぎが心地よい静かな山旅でした。

駐車場について:あまご釣場の駐車場に登山客が駐車していいのか、 確認したわけではありません。管理人さんは何も仰いませんでしたが、 駐車する場合は確認してください。


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(クリックで拡大)


では、今回出会った花たちのほんの一部を紹介します。(クリックで拡大)
コショウノキ
ユヅリハ(花はありません)
ヒサカキ
ミヤマシキミ
アセビ
タチツボスミレ

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