諭鶴羽山 (淡路島・607.9m)



天気:曇り時々霰 日にち:2009年02月01日
メンバー:2人

黒岩登山口→諭鶴羽古道→諭鶴羽神社→諭鶴羽山山頂(ピストン)
《所要時間:約2時間30分(休憩含む)》


ゆづるはさん…この響きに惹かれて、いつかは登りたいと思っていました。
「水仙が満開だそうです。 諭鶴羽山行を兼ねて淡路島に行きませんか?」と熊チャンに誘われ、欣喜雀躍したのは言うまでもありません。



黒岩登山口の駐車場に着いたのは7時過ぎ。水仙郷観光の混雑を予想して、 早めの到着です。駐車場にはまだ1台も止まっていません。 1qほど東にある水仙郷も訪ねてみました。まだ門扉が閉まっています。でも、斜面に咲く 水仙が迫っているのが見えました。 山行の後に寄ることにして、まずは諭鶴羽山です。
天気予報は曇り、午後から晴れということです。 熊チャンはサブザック、私はハイキングシューズに空身で 出発。しばらくアスファルトとコンクリートの道を歩きます。 道が大きく右にカーブするところで、 諭鶴羽古道の案内板が現われました。石仏が出迎えてくれています。細い道を登ります。




最初のうちはコンクリートの道ですが、 やがて地道になりました。鹿・猪除けのフェンスを過ぎて、橙畑の横を通って、 樹林帯を歩きます。




植生が普段歩いている金剛山や岩湧山とは違うようです。 常緑樹が多いのですが、杉檜の類ではありません。広葉樹です。 道は、途中荒れているところもあって、 必ずしも快適ではありませんが、短い距離なのでさほど苦にはなりませんでした。




「坊様の角」という案内板を過ぎた辺りからジグザグに登っていきます。 「薬師跡」に着いたとき、空から白いものが落ちてきました。霰です。 フリースを着て空身の私は一瞬ゾッとしました。雨でなくてよかったのですが、 結構激しく降り続けました。




鬱蒼とした森を歩いていたので、ぱぁーっと 目の前がいきなり明るくなったと思ったら、諭鶴羽神社に到着。広い駐車場があります。 ここまでは自動車道も通っているようです。神殿にお詣りして、 諭鶴羽山の名の由来となったとされる「ゆずりは」の木を見学し、 そして山頂へと急ぎました。




道幅は広く、緩やかです。人の声が聞こえてきました。 見るとご夫婦が下りてこられました。




NTTの電波塔の横を通り過ぎると、すぐに山頂。




横殴りの霰ですから展望は望むべくもありませんが、鳴門大橋方面が僅かに見えました。 寒くはありませんが、風と霰が気になります。早々に下山することにしました。 来た道を戻ります。電波塔の辺りで先程のご夫婦に遭遇。お話を伺うと、どうやらこの方たちは車で来られた ようでした。神社に戻ると今度は2台の車が到着。この方たちも山歩きの装備をしておられました。 私たちはまたも古道を歩きます。ずるずると滑りやすい道です。 霰は本格的に降り続いています。雨ならずぶ濡れになるところでした。 橙畑まで戻ってくると霰は止み、陽が差しはじめました。海が光っています。




このまま歩いて水仙を観に行くつもりでしたが、駐車場に水仙郷行きのシャトルバスを発見。 誰でも乗せてくれるようです。 迷わず乗せて頂くと、すぐに出発!そしてものの3、4分で到着。 崖に自生する水仙はその数500万本とか。何でも、その昔、浜辺に漂着した球根を地元の人が植えたのが始まりだとか。 入口で入園料を払い、遊歩道を歩きます。こちらにも駐車場はありますが、 狭いのですぐにいっぱいになりそう。登山口の駐車場は商店前の10台ほどのスペースと、そのすぐ上に臨時の駐車場が 確保してありました。 水仙の花は今が盛り。雨が降ったのか最初は俯き気味でしたが、やがて陽が差すにつれ 海に向かって咲き誇っていました。甘い香りに気持ちが浮き立ちました。






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