稲村ヶ岳 (大峰山脈・1725.9m)




天気:晴れ時々曇り 日にち:2006年9月3日
メンバー:2名

登山口(08:30)→(09:50)法力峠(09:55)→(11:10)山上辻・昼食(11:45)
→(12:14)山頂展望台(12:30)→(12:55)山上辻(13:05)→
(14:48)母公堂への分岐 (14:48) →(14:58)母公堂近くの登山口



歩きやすい穏やかな山でした。


前日の午後、洞川に到着しました。村営の洞川温泉に浸かってのんびり。夜は虻トンネル横の駐車場ではも鍋を作って美味しく頂きました。そしてそのまま車中泊。 ところで村営の洞川温泉センター、ここの駐車場ってつい最近まで無料でしたがいつの間にか有料になってます。 その上、入浴料も値上げしてました。。>_<。。
洞川温泉の旅館街を抜け、ゴロゴロ水の手前の登山口から登りました。 この道、母公堂登山口からの合流点近くまで、群れなして咲くハガクレツリフネが賑やかに出迎えてくれます。 この山は全般に踏み固められていてとても歩きやすい道です。山上辻の手前に鎖が張ってあるところがありましたが特に危険な場所ではありませんし、橋が崩れたところも一箇所だけありましたが、こちらも歩きづらくはありませんでした。


左:登山口 右:水場…数カ所の水場がありました。冷たくて美味しい。

山上辻の稲村ヶ岳小屋は以前はもっとボロかったのに…。と、熊チャン。猫が見たところ、建てられて間なしという感じではありません。むしろかなりの年数を感じます。 それもそのはず、熊チャンがこの山を登ったのは、ナント35年も前のことです。小屋のご主人も若くなっておられたと熊チャンは言いますが、お見受けしたところ50歳は越えておられるような…。 ここ山上辻はテントを張ることもできるようです。ソーラーシステムのエコトイレが嬉しいですね。 そんな中「これより先山頂一帯は食事、キャンプ禁止」と書かれた看板がありました。 ですから、この山上辻で昼食をとることにしました。今日は下市の寺坂さんの柿の葉ずしときゅうり。そして小屋で購入した缶ビール。 お腹も膨らんだところでいざ山頂へ。


左:鎖が…。右:エコトイレ


左:山上辻 右:寺坂さんの柿の葉ずし。本日の昼ご飯☆

熊チャンの記憶によると山頂はあまり広くないようだから先行された団体さんの存在が気にかかります。 途中道が崩れてやや歩きにくくなっている所と、短いながら鎖が垂らしてあるところがありましたが、怖がりの猫ですら心配には及びませんでした。


右:崩れてやや歩きにくくなってました。

山頂はやや拍子抜けしてしまいました。三角点があって、その上に展望台が拵えてあります。 確かに展望はいいです。 一組の団体さんとカップルが陣取って食事をしておられました。その後来られた団体さんも…。 禁止の根拠がもう一つ分からないので、食事に興じる人たちを見ても、「ま、そんなもんかなぁ…」という感じ。 私たちが山座同定をしている間にいつのまにか展望台は満員状態に。雲行きも怪しいので早々に下りることにしました。


左:大普賢岳方面 右:弥山方面 

下りも快適です。山上辻ではお気に入りのエコトイレで用を済ませ、レンゲ辻に下る予定だったのを、空模様を睨みながらピストンに変更しました。 振り返ると大日山が木々の間からその特徴ある姿を見せていました。今回は人が多くて大日山をパスしてしまったけど、次回は行ってみたいものです。


左:木々の間から大日山が 

法力峠を過ぎ、水場を過ぎた辺りでさっき山頂で食事をされていた団体さんが追い越して行かれました。 挨拶しながらふと見ると、11〜12人のグループのうち2人の方が手に植物を持っておられました。 「あっ」と思いましたけど、勇気のない私は注意することが出来ませんでした。 その方たちの後ろを歩いて、母公堂横の登山口に着こうとする時、自動車道に出る手前で、さっき植物を手にしていた女性がツリフネソウを引っこ抜こうとしていました。その人は私たちの姿を振り返り、 そそくさと引っこ抜いて小走りに去られました。 その態度からしてその人は植物を採取することが悪いことだと認識しているに違いありません。分かった上でそういうことをする。 すごく嫌な気分になりました。せっかく楽しく過ごした時間が台無しになった気分です。 でも、注意できない不甲斐ない自分も同罪かな…。


左:自動車道に出ました 右:名水ごろごろ水。以前はここから汲んでいたそうな。 


気を取り直して…、今回出会った花たちを紹介します。(クリックで拡大)
ハガクレツリフネ
ツルリンドウ
ミカエリソウ
アキノタムラソウ
トリカブト
チヂミザサ

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